学校の歯科検診と歯医者さんの検診のちがい

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歯科についてその1学校の歯科検診の際に、Cとかマルや△の記号が書いてありますが、これはどういう意味なのでしょうか。


歯科検診の際は、歯科医が担任の先生や保健室の先生に、「下の歯が右の5番から左の5番まで斜線、6がバツで7がシ」などと言っていますが、いったいこの暗号みたいなのはどういう意味なのでしょうか。
学校検診や保健所での歯科検診の場合は、歯医者さんで検診をして貰った時とは、記号が少し異なります。

集団検診の場合は、歯医者さんで検診を受けた場合よりも簡略化した書き方になっています。

Cは治療が必要な歯です。

未処置だと思うと良いでしょう。
どの程度の虫歯なのかまでは記入しません。/という斜線が書いてあれば、これは健全な歯だと言う意味です。


右の5番から左の5番まで斜線と言うのは、前歯を1番として奥に進むにつれて2番、3番と歯に番号をつけています。
右の5番の歯から左の5番の歯までの10本の歯は、健康な歯だという意味です。
歯科医がバツと言った時は、×記録されます。これは、既に抜いてある歯や抜けて存在しない歯です。学校検診の場合は、抜いた方が良い乳歯のこともあります。



サと書いてあれば、サホライドのことです。

これは、知覚過敏のある人に行われる処置です。

歯科についてその2歯科検診の際の記号には、まだまだ難解なものがたくさんあります。

シと書いてあれば、シーラントのことです。

シーラントと言うのは、奥歯のかみ合わせの溝の部分に、プラスチックやセメントなどを埋め込んで、予め虫歯予防を施す処置です。

歯科検診でシと記入されている時は、このシーラントの処置を施している歯だという意味です。

サと書いてあれば、サホライトのことです。サホライトと言うのは、知覚過敏の歯にフッ素アンモニア銀の溶液を塗って、虫歯を予防する処置です。

また、既に何らかの処置が行われている歯は、丸印で表わされます。



詰め物やかぶせ物をしている歯、治療済みの歯だと思うと良いでしょう。

学校検診では、虫歯があれば全てCで表わします。

進行している虫歯なのか初期の虫歯なのかまでは、明記していません。

取りあえず、Cと書いてあれば、できるだけ早く歯科医に診てもらいなさいという意味だと捉えてください。極初期の虫歯の場合は、たとえCと書いてあったとしても、削ったりすることなく朝晩の歯みがきをしっかりと行うことで、改善することができます。

歯医者さんは治療代が高くつくから出来るだけ行きたくない、というひとも多いようですが、早く受診すればするほど、治療代は安く済みます。

歯科についてその3学校検診ではCという一文字で済ませますが、歯医者さんでは、歯科医はCo(シーオー)からC4(シーフォー)までで、虫歯の進行度を表わします。

Coは虫歯になりかけていると捉えると良いでしょう。
エナメル質がわずかに溶けている状態です。
しかし、まだ削ったりしなくても大丈夫です。
きちんと歯磨きをすれば、改善できます。

C1は、エナメル質が溶けている範囲が大きくなって、小さな穴が空いている状態です。
まだ表面的な虫歯なので、痛むことはないでしょう。


穴を詰め物で補う処置が必要です。


C2は、エナメル質の内部の象牙質にまで虫歯が及んでいます。冷たい物や熱い物がしみて痛いでしょう。

大きめの詰め物をする必要があります。C3は、神経や血管にまで達しています。
絶えずズキズキと痛みます。


神経や血管を抜く必要があるので、治療は長期化します。


C4は、虫歯がかなり進行していて、歯冠部分がほとんど溶けている状態です。

歯科医でなくても素人が見ても虫歯であることがわかります。

神経が死んでしまうといったんは痛みを感じなくなりますが、膿がたまって悪臭を放つし、再び激痛に襲われるでしょう。

顔が腫れてくる人もいます。


C4まで進行すると、腕の良い歯科医でも歯を残すことは非常に困難になります。

歯科についてその4歯医者さんでは、歯周病に関するチェックも行っています。

歯周病がある場合は、歯科医はPと記入します。軽度の歯肉炎や歯周炎がある場合はGと記入されます。

歯肉炎や歯周炎は歯茎が腫れている状態だと解釈すると良いでしょう。

健康な歯は、歯医者さんでも、学校の歯科検診や保健所の歯科検診でも、書き方は同じです。

斜線で/と記入されます。

処置済みの歯も、歯医者さんも学校検診も、同じ記号で表します。


どちらも処置済みの歯はマル印で表わします。

それ以外に知っておくと良いのが、CRという記号です。
これはコンポレットレジンという意味です。
コンポットレジンは、比較的新しい治療法です。

虫歯で削る部分が小さい場合は、特殊なプラスチックを直接塗布して、ライトを当てて固めます。

今は昔のように、金属を詰めることは少なくなりました。

コンポットレジンは10分から30分もあれば治療できることや、削った歯との間にすき間ができにくいというメリットがあります。

そして歯の色に近いので目立たないというメリットや金属と同等に長持ちして、摩擦した場合には補修することも可能だというメリット、健康保険が適応される治療だというメリットもあります。歯科についてその5歯医者さんに行かなくても、学校検診を毎年受けているから大丈夫だと思っている人が多いようですが、やはり、かかりつけの歯科医を持っておく方がベターです。

学校検診は大勢の児童や生徒の歯の様子を診なければいけません。

落ち着いて静かに検診を受けてくれる児童や生徒さんならまだしも、中にはざわざわギャーギャーといくら担任の先生が注意をしてもうるさいこともあります。


そんな中で、「6番マル」などと歯科医が言っていても聞き逃すこともあるでしょう。
また、学校の歯科検診では個人個人に対しての歯磨き指導や歯のクリーニングはありません。かかりつけの歯科を持っておくと、歯磨き指導や歯のクリーニングもやってもらえます。


どんなに丁寧に歯磨きをしても、完璧に磨くのは困難です。そこで、1年に1回くらいは、かかりつけの歯科で、歯のクリーニングをしてもらいましょう。

そして、自分の磨き方にはどのようなクセがあるのか、どの辺に磨き残しが多いのかなどもチェックしておくと良いでしょう。特に、受験生は本格的な受験体制に入る前に、歯医者さんでチェックを受けて歯をきれいにしておくことをお勧めします。
受験が本格化している時に通院するのは大変だし、歯が痛くては勉強にも身が入りません。



健康管理も受験に勝つ大切なポイントです。

歯科についてその6また、学校検診では歯並びについては、ほとんど触れることはありません。

歯並びに関しては、矯正歯科で相談する必要があります。

学校検診に来ている歯医者さんは、大半が一般歯科が専門です。


お子さんの歯並びが気になる場合は、矯正歯科を受診して相談してください。
学校検診で何も言われなかったのだから大丈夫だわ、と考える人も多いようですが、学校の検診は、虫歯があるかないかのふるい分け程度だと思っておく方が無難です。
そして、見落としや記入ミスも少なくないということを認識しておきましょう。


また、「学校検診に来ている歯医者さんは、保健室の先生が選んでいるのだから、良い歯医者さんなんだわ」と思っている人も多いようですが、必ずしもYESとは言えません。

多くの場合は、児童や生徒の保護者が歯医者さんで、検診に協力しますと申しだがあったり、卒業生から申し出があったり、もうずっとその歯医者さんに検診を願いしているから、などの理由が多いです。

そのあたりは、お子さんが検診を受けてどのように思ったかも重要です。

お子さんが良いイメージを持てなかった場合は、どんなに有名な歯医者さんでも止めておいた方が良いでしょう。
やはり、愛称は大切です。